沿革
Yahoo!JAPAN在籍時は、「Yahoo!みんなの検定」というお客さま同士が検定を作り、受験して楽しむ(※特化型SNS)というサービスの企画、設計、開発、運用を行っていました。
この「Yahoo!みんなの検定」を通じて、1ユーザーとして「思いがけない発見や喜び」に感動しました。
そして、自分たちのチカラで多くの人にこの感動を提供したいと思い、創業に踏み切りました。
創業者2名は、Yahoo!JAPAN出身ということもあり、コンシューマ向けのWebサービスを事業の柱にすることを目論んでいました。
お客さま同士の交流を通じて、「思いがけない発見や喜び」を感じられるような仕組みを提供しよう。
もともと面識のない人同士が、趣味仲間になれるような仕組みを提供しよう。
趣味性が強く、ゲーム性があり、高額商品を扱い、自己表現しやすい領域、つまり、特化型SNSを複数展開しよう。
お客さまとメーカー、お客さまとサービス拠点、お客さま同士をつなぐような役割を担おう。
法人課金、個人課金、物販が展開できるような、ビジネス的に厚みのある領域でサービス展開しよう。
Google、Yahoo!などが参入しないニッチな領域で勝負しよう。
「開発ポリシー6か条」に則り、実質的な創業から8か月後の2008年10月にリリースした自社サービス第1弾「サバゲーる」です。
リリースから5年以上経過した現在、やっと成長軌道に乗ってきました。しかし、サービスリリース当初は、初期集客が困難を極め、このサービスからの収益はゼロの状態でした。
創業時の資金も枯渇し、倒産も覚悟していました。
倒産を覚悟した折、Yahoo! JAPAN 在籍時から面識のあった方から、「サバゲーるのコンセプトは素晴らしいと思うから、これのデジタル一眼レフ版を作って欲しい。」という要望をいただきました。
この案件は、受注することができ、「GANREF」というサービスとして、リリースしました。
この案件を通じて、以下の感触を得ました。
なお、開発規模の関係上、2名で対応できなかったため、弊社の受注金額の半額を外注費として支払うことになり、結果として利益率は高くなりませんでした。
GANREFの開発・納品から得た教訓として、法人顧客向けのソリューションを収益の柱にするにあたり、4つのポリシーを定めました。
成長性が高く、オフショア開発しにくい、特化型SNSのみを受託開発し、各種ノウハウとソフトウェア資産を蓄積しよう。
各種ノウハウやソフトウェア資産の流出を防ぎたいので、ソフトウェア開発の外注はやめよう。
ソフトウェアを資産として活用するために、ソースコードの著作権と所有権は譲渡せず、利用権だけ販売する契約形態にしよう。
受託開発においても、自社サービスを開発するにおいても、生産性を向上させたいので、ソフトウェア基盤を作ろう。
「法人顧客向けの4つのポリシー」に従って開発したのが、弊社主力製品の「Synapz Engine」です。
Synapz Engineの特徴
製品/市場 特性
産業分類
用語解説
・SNS(Social Networking Service)
人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型のWebサイト。
・特化型SNS
趣味嗜好や利用シーンに特化したSNS。Facebookなど毎日特定の趣味のことを発言すると煙たがれるが、特定の趣味や利用シーン特化したSNS内であれば共感が得られる。