カテゴリ:Webサービス

Google Sitesを使ってみる

2/28 にGoogleが発表した新サービス、Google Sites(以下、Sites)。
グループで情報を共有する為のWebサイトを簡単に構築できるサービスです。
今回は実際に利用し、何ができるかを評価してみたいと思います。


Sitesでは以下のようなことができます。

  • HTMLの知識なしでWebページを作成できる
  • グループ内(同じ会社、あるいは社外のプロジェクトメンバ)で情報共有できる
  • Appsの他のサービス(Docs, Calendar)を貼付けられる
  • Google の他のサービス(YouTube, Picasa)を貼付けられる


今回Sitesを使うにあたって、社内外のプロジェクト担当者と情報共有に使えないかという視点で調査してみました。望まれる機能は以下の通りです。
  • ドキュメント(文書、スプレッドシート、画像)など
  • スケジュール、問題点の共有
  • 各担当毎のタスク進捗状況の把握
  • ドキュメント毎のACL(アクセスコントロール)
  • アカウント管理


Sitesの利用前提は、下記の通りです。
  • 利用者はGoogle Appsを利用していなければなりません。
  • 現在は英語版のみ
英語版ですが、日本語入力は問題なく可能です。


Sitesの有効化の手順

では実際に使ってみましょう。手順は以下の通りです。
  1. Appsのコントロールパネル、ドメインの設定ページ下部の、コントロールパネルのラジオボタンを、「拡張版(アメリカ英語のみ)」にする。
    setting1.png
  2. Dashboardに戻って、「Add more services」 をクリック
    setting2.png
  3. Sites を 「Add it now」
    setting3.png
Dashboardに戻ると、サービス一覧に追加されました。


設定

カスタムURLの設定
Sitesのドメインを、他のAppsサービスと同様に自社のものに変更することができます。
今回は、http://sites.synapz.jp/でアクセスできるように変更しました。

custom_url.png
お持ちのDNSに、CNAMEとして設定します。
例:cname sites ghs.google.com.


外部ドメイン向け設定
以下のいずれかの設定ができます。
  • 外部ドメインのユーザーには共有を許可しない
  • 外部ドメインのユーザーには共有を許可するが、毎回警告を出す
  • 外部ドメインのユーザーには共有を許可する(警告なし)

external_domain.png また、ユーザーが作成したページを公開するかどうかをチェックボックスで選択できます。


使ってみる

ページを作成
  1. SitesのTOPから、「Create a Site」をクリック
  2. 必要情報を入力し、「Create site」をクリック
     - サイト名
     - カテゴリ(オプション)
     - サイトの説明
     - 共有の設定
      - synapz.jpの全員
      - もしくは、指定したユーザーのみ
     - サイトのテーマ(20個から選択できます)

ページが生成され、Homeに遷移しました。自動的にSite Mapができるようです。


ホームページのカスタマイズ
いろいろ入力し、Save。
home.png


新規ページを作成する
5個のテンプレートから選択できます。
template.png
  • 何も無いWebページ
  • ガジェット、Docs、YouTubeなどを貼付けやすいグリッド状のテンプレート
  • 掲示板のようなページ(Twitterっぽいかも)
  • ファイル共有
  • アクションアイテム、課題リストなど一覧系

今回は、ダッシュボードを選択してみます。
なんと、ガジェットを貼付けられるようです。以前作成したはてブガジェットを追加してみましょう。

gadget.png その隣に、Docsからスプレッドシートを貼付けてみましょう。

どうやらSites上で編集はできないようです。
ちなみにリストページで作成したアクションアイテムリストはこんな感じです。
list.png カラムも増やせますし、順番も入れ替えることができます。


まとめ

ざっと基本機能を試しましたが、なかなか使えそうです。まとめますと、、
  • ドキュメント共有
    • 可能
  • スケジュール、問題点の共有
    • 可能
  • 各担当毎のタスク進捗状況の把握
    • Docsに進捗表を作成しておき、Sitesに貼付ける
    • リストページのテンプレートを利用する
  • ドキュメント毎のACL(アクセスコントロール)
    • Sites毎に、オーナー、共同編集者、閲覧者を選択できるが、Sites内の個々ページでは、コントロールできない
    • DocsデータはSites上に貼付けられるが、編集はできない。Docs側でのACLをすればOK。
  • アカウント管理
    • 社外メンバは、Googleアカウントが必要


気づいた点

サイドバーのRecent site activity(サイト更新履歴)にRSSがあれば良いのに、と思ったのですが、それに値する機能が有りました。
More Actions プルダウンメニューの、「Subscribe to site changes」です。これは誰かがページを作ったり更新したりすると、メールで知らせてくれます。
update_feed.png

最後に、評価用に利用したSitesを公開してみました。興味がございましたら閲覧してみてください。
http://sites.google.com/a/synapz.jp/sites-/Home

Google Gears + Visio = Project Draw

Google Gearsが8ヶ月ぶりにアップデートされ、0.2になりました
数々のバグフィックスがされているようです。

今回はgoogle gearsを調査しているときに見つけた、Project Drawを紹介します。
autodesk.png

その前にGoogle Gearsの目的を再度整理してみました。以下の2つがあると思います。

  • Webアプリのオフライン対応
  • 通信量が多く、重いWebアプリを軽量化


前者は、Webアプリはオフラインでは使えないという弱点を克服できます。都内ではFONlivedoor wirelessが普及しているとはいえ、通勤途中や顧客社内などではネットワークにつながらない(or つなげさせてもらえない)場所が多くあります。Gearsはブラウザのプラグインとしてインストールでき、Gearsに対応しているwebアプリケーションはオフラインでも閲覧することができます。

後者はAjaxを多用したものに有効だと思います。非同期で投げられる多くのリクエストをGearsがProxyとしてキャッシュさせておき、ユーザーが明示的にアクション(投稿や保存)指示したときにだけ、Webアプリと通信させるといったことが可能です。


実際ZOHOZOHO Sheetは、Google Gearsのオンライン/オフラインを切り替えたときに、かなり動作速度が早くなることが分かりました。



さて、本題のProject Drowの紹介に戻ります。
これは簡単にいうと、VisioのWebアプリ版(Gears対応)です。
こちらから試すことができます。


画面はこんな感じです。
project_draw.png

左側のプルダウンから、サンプルのシェイプを切り替えることができます。
  • 基本図形
  • フローチャート
  • 矢印、吹き出し
  • ネットワーク
  • Windows UI
  • Mac UI
  • フロアレイアウト
  • オフィスレイアウト
  • キッチン&バス
  • 家具
  • 回路図


ネットワークシェイプの例:
sample.png

ドラッグ&ドロップでもっさり感はありますが、フローチャートとか作るのには良いかもです。
しかし残念なことに、日本語はNGでした。


現在Google Gearsが正式サポートしているのはIE,とFirefoxのみ。Gears対応Webkitが開発されているようなので、Safari正式対応ももう少しだと思われます。今後も要注目のテクノロジーです。

Googe Open Social調査

今回は、Google Open Social ネタで行きたいと思います。

Google CodeのOpen Socialページには、賛同している企業が続々と公開され、それに関するニュースも頻繁に見るようになりました。

個人的にはmixi以外の日本企業が無いからなのか、あるいは実際にサービスとして存在しているものが無いせいなのか、いまいち全体像というかメリットが実感できておりません。
そこで今回は、具体的にどのようなことができるのか調査してみました。

Google Open Social とは、各SNSが持つのデータを外部に提供することを目的としたAPIの仕様をまとめたものです。

  • プロフィール情報
  • 友達情報
  • 活動情報

また、Google Open Socialの利用方法は、以下の2つがあります。
  • 上記情報をOpen Socialに準拠したAPIを介し、データを提供する側(コンテナ)
  • APIからデータを取得し、サービスを作る側(デベロッパ)

今回はデベロッパの立場から、orkutが提供するAPIを使ったチュートリアルをやってみました。
ざっくりとした手順は、以下のようになります。

  1. orkutに登録
  2. orkutのテスト環境(sandbox)に登録
  3. sandbox上で友達関係を構築する
  4. GGEにてOpen Socialガジェットを作成する
  5. sandbox上のマイページに、ガジェットを追加する


1.orkutに登録

orkutは招待制ではないので、登録はこちらから簡単に行えます。(Googleアカウントが必要です。)


2. sandboxに登録

現時点では、APIはsandbox上でしか提供されていないので、こちらから利用する為の申請を行わなければなりません。僕の場合、承認されるまでに1日かかりました。。


3. 友達情報を取得するAPIを利用するため、sandbox上で友達関係を構築する。

こちらのフォーラムで、友達募集中のイケメン達がいっぱいいるので、Friend登録しまくります。
実際に登録依頼をしてみましたが、遠い外国の人たちが多いためか、いまだ承認してくれた人はいません。悲しい。。だれか友達になってください。


4. ガジェット作成

orkut上で動作するガジェットは、Googleガジェットと同一の仕様で動きます。よって、前回のエントリと同様に、GGE上でXMLを記述していく形になります。
先述のようにまだ友達がいないので、とりあえず自分の情報を出力するAPIだけを用いることにしました。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<Module>
 <ModulePrefs title="My Data">
   <Require feature="opensocial-0.6"/>
 </ModulePrefs>
 <Content type="html">
 <![CDATA[
 <script type="text/javascript">
  function getData() {
    document.getElementById('message').innerHTML = 'Requesting my data...';
    var req = opensocial.newDataRequest();
    req.add(req.newFetchPersonRequest('OWNER'), 'owner');
    req.send(showMyData);
  };
  function showMyData(dataResponse) {
    var owner = dataResponse.get('owner').getData();
    var html = 'My name is ' + owner.getDisplayName();
    document.getElementById('message').innerHTML = html;
  };
  gadgets.util.registerOnLoadHandler(getData);
  </script>
  <div id="message"> </div>
 
  ]]>
  </Content>
</Module>
太文字部分がOpen Social APIになります。上記ソースをGGEに保存し、保存先のURIをコピーします。

gge.png

5. sandbox上のマイページにガジェットを登録する

このページに行き、先ほど保存したガジェットのURIを張りつけ、登録します。

gadget.png
登録できたようです。きちんとAPIから戻り値がかえってきました。


今回は友達がいなく、友達情報を取得するAPIを利用できませんでしたが、APIリファレンスを見る限り、様々な情報を取得できるようです。

しかし残念なことに、僕が見る限りではorkutのsandbox上できちんと動いているガジェットが存在してませんでした。僕のようにチュートリアルのコードをコピペしたものや、Javascriptエラーが起きているもの、利用しているAPIのバージョンが異なってエラーになっているものなどです。皆さん結構四苦八苦されているようです。。

現時点での最新のAPIバージョンは0.7になっており、今後も機能追加やブラッシュアップされることが予想されます。APIを用いてどのようなサービスができるか想像すると楽しいですね。

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