企画の道具 – 思考の4P「時間軸」

昨日の「立場軸」に続いて、「時間軸」について紹介します。

企画の仕事をやっていると、グワーっとアイデアがわいてきて、
一気にいろいろとやりたくなることがあります。

でも、ヒト、カネ、モノなどの社内の制約条件により、
それが実現できない場合がありますし、
法律や技術動向、競合の動きにより、実現できないこともあります。

でも、時間の経過により、社内事情が変化したり、
経済変動や法律が有利に変わってくるかも知れません。

企画のキモの部分がつぶれない限り、
優先順位をつけながら、時間を区切って考えるようにしています。

CGM系のサイトを例に考えると、

  • Phase1 PCサイトをリリースする
  • Phase2 モバイル版をリリースする
  • Phase3 APIを提供する
  • Phase4 広告モデルを導入する
みたいな感じにするわけです。

将来的な見通しを立てておけば、エンジニアがサイトの
拡張性を担保してくれたり、資金需要が見えたりしてきます。

とはいえ、内部環境も外部環境も常に変動しているので、
常にきれいなロードマップを描けるわけではありません。。。

そんなときは、ごめんなさいしながら
周りの人の理解を得る感じです m(_ _)m

企画の道具 – 思考の4P「立場軸」

前回の「目的軸」に続き、「立場軸」です。

「立場軸」という思考の切り口は、
文字通りいろいろな人の立場で考えることを意味します。

たとえば、自分や自分の部署にとって、
すばらしい結果をもたらす企画を考えたとします。
でも、他部署にとっては、不都合だったとします。

この企画を推進するには他部署の協力が欠かせない場合、
実現可能性は低くなってしまいます。

すでに予算が承認され、プロジェクトチームが組まれてから
このような壁にぶつかると、大きな手戻りが発生してしまいます。

このような事態を防ぐには、
アイデアレベルの段階から企画が及ぼす影響範囲を思い浮かべて、
利害関係者のメリット、デメリットを考えるといいと思います。

すべての利害関係者から同意を得るのは難しいですが、
できるだけみんなが幸せになる企画を考えるクセが身に付きます。

このクセがつくと、利害関係者との具体的な折衝に入る前に
自分の中で想定問答ができるところも良い点です。

「立場軸」の適用範囲は社内に限りません。

少し大きめに考えると、

  • お客さま
  • 競合他社
  • 取引先(債権者や代理店など)
  • 株主
  • 地球環境
など、があります。

たとえば、競合他社の商品よりスペックが勝っていても、
お客さまに振り向いてもらえなければ、売り上げには貢献できません。
たくさん売れても、地球環境に悪影響を及ぼすものは歓迎されません。

このように、いろいろな人や組織の立場で考えるのって、けっこう面白いですよ。

次回は「Phase 時間軸」について紹介します。

企画の道具 – 思考の4P「目的軸」

「企画」をという仕事をするときは、いろいろな道具を使います。

ここでいう「道具」とは、思考方法のことです。
ぼくが一番使う道具は、「思考の4P」です。

5年くらい前に「問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」」という
本を読んでからずっと使っています。

「思考の4P」は、事業計画レベルのことを考える時も、
しょっとしたサービスや商品の改善を考えるときにも使えます。

4Pとは、

  • Purpose 目的軸
  • Position 立場軸
  • Phase 時間軸
  • Perspective 視野軸
の4つです。

初ブログということで、「Purpose 目的軸」について
ちょこっとご紹介させていただきます。

僕は、なにかとステキなことを思いついたときは、
それを実現しようと考えはじめます。

ぼくが最初に頭の中で考えるのは、「目的」です。

「そもそも何のためにやるんだっけ?」というのを
繰り返し自問自答するようにしています。

そうすると、いくつもの効能が得られます。

たとえば、
  1. 社内の意見対立が出た時は、
    「それって、本当にお客さまのためになってるの?」という感じで、
    お客さま本位で考えることができます。
  2. 「この目的を達成するには何が必要?」を考えると、
    必要なリソース(ヒト、モノ、カネ、情報)が見えてきます。
  3. 「この目的が達成すると、△△という数値が○○になるハズだよねー。」
    のように、業績評価指標を考えるようになります。
  4. よくありがちな「目的と手段の入れ替わり」を防ぐことができます。

ですので、企画書の1ページ目は、「この企画の目的」を書くようにしています。
(この1ページ目をスッキりを書くのは、かなりタイヘンです。)

では、次回は「Position 立場軸」について書きます。

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