カテゴリ:企画

企画の道具 – 思考の4P「視野軸」

今回の「視野軸」で「思考の4P」は終了です。

上司 「山本君の企画は視野がせまいなー」
自分 「わかりました。視野を広げて考え直します。。。」
のようなやり取りを何度か経験してきました。

その場では、「わかりました。」というものの、
実際は、視野の広げ方がわかっていませんでした。。。
ですので、なかなか企画が承認されませんでした。

たとえば、今の自分の視野が90度だとすると、
それを180度に広げてもあまり意味がないようです。

なぜなら、元々ぼんやり見えているものを
しっかり見ようとするだけだからです。

元々見えていないものを見ようとしないと、
視野を広げる効用は得られないようです。

視野の広げ方は、地図に例えるとわかりやすいです。

地図を見る自分の目の高さを上下してみてください。
見える範囲(視野)が違ってきますよね?

  1. ○〇市が見渡せる高さ
  2. ○〇県が見渡せる高さ
  3. 日本が見渡せる高さ
  4. 世界が見渡せる高さ

のように、地図を見るときの目の高さを変えると、
見えるモノやコトが違ってくると思います。

  1. 日常の仕事に置き換えると、
  2. 部署内のこととして考える
  3. 会社内のこととして考える
  4. ネット業界のこととして考える
  5. IT業界のこととして考える
  6. 社会のこととして考える
のような感じになります。

視野の広げ方によっては、
  • ターゲットとするお客さま
  • 競合となるサービスや商品
  • シナジーの追及範囲
などが変わってくると思います。

各種APIやOpenIDなどが浸透してくると、
今まで競合だと考えていたサービスが、
提携相手になるかもしれませんね。

では、「とにかく視野を広くとりましょう!」で
すべてハッピーになるのかというと、そうではありません。

営業力や資金力がないのに、
「世界を相手に勝負しよう!」と考えても実現可能性は低いわけです。

ただ、将来実現したいことを構想する場合は、
視野を広めにとって、見渡してみたほうがいいと思います。

  • 視野を広げてみたり、狭めてみたり・・・視野軸
  • いろいろな人の立場で考えたり・・・立場軸
  • 時間の経過によって、それらがどう変化するか考えたり・・・時間軸
  • そもそもの目的に立ち返ってみたり・・・目的軸

まとめになりますが、いいアイデアを思いついた時は、
「目的軸」、「立場軸」、「時間軸」、「視野軸」をバランスよく考えると
大きなヌケモレのない「企画」になると思います。

参考書籍:「問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」」

企画の道具 – 思考の4P「時間軸」

昨日の「立場軸」に続いて、「時間軸」について紹介します。

企画の仕事をやっていると、グワーっとアイデアがわいてきて、
一気にいろいろとやりたくなることがあります。

でも、ヒト、カネ、モノなどの社内の制約条件により、
それが実現できない場合がありますし、
法律や技術動向、競合の動きにより、実現できないこともあります。

でも、時間の経過により、社内事情が変化したり、
経済変動や法律が有利に変わってくるかも知れません。

企画のキモの部分がつぶれない限り、
優先順位をつけながら、時間を区切って考えるようにしています。

CGM系のサイトを例に考えると、

  • Phase1 PCサイトをリリースする
  • Phase2 モバイル版をリリースする
  • Phase3 APIを提供する
  • Phase4 広告モデルを導入する
みたいな感じにするわけです。

将来的な見通しを立てておけば、エンジニアがサイトの
拡張性を担保してくれたり、資金需要が見えたりしてきます。

とはいえ、内部環境も外部環境も常に変動しているので、
常にきれいなロードマップを描けるわけではありません。。。

そんなときは、ごめんなさいしながら
周りの人の理解を得る感じです m(_ _)m

企画の道具 – 思考の4P「立場軸」

前回の「目的軸」に続き、「立場軸」です。

「立場軸」という思考の切り口は、
文字通りいろいろな人の立場で考えることを意味します。

たとえば、自分や自分の部署にとって、
すばらしい結果をもたらす企画を考えたとします。
でも、他部署にとっては、不都合だったとします。

この企画を推進するには他部署の協力が欠かせない場合、
実現可能性は低くなってしまいます。

すでに予算が承認され、プロジェクトチームが組まれてから
このような壁にぶつかると、大きな手戻りが発生してしまいます。

このような事態を防ぐには、
アイデアレベルの段階から企画が及ぼす影響範囲を思い浮かべて、
利害関係者のメリット、デメリットを考えるといいと思います。

すべての利害関係者から同意を得るのは難しいですが、
できるだけみんなが幸せになる企画を考えるクセが身に付きます。

このクセがつくと、利害関係者との具体的な折衝に入る前に
自分の中で想定問答ができるところも良い点です。

「立場軸」の適用範囲は社内に限りません。

少し大きめに考えると、

  • お客さま
  • 競合他社
  • 取引先(債権者や代理店など)
  • 株主
  • 地球環境
など、があります。

たとえば、競合他社の商品よりスペックが勝っていても、
お客さまに振り向いてもらえなければ、売り上げには貢献できません。
たくさん売れても、地球環境に悪影響を及ぼすものは歓迎されません。

このように、いろいろな人や組織の立場で考えるのって、けっこう面白いですよ。

次回は「Phase 時間軸」について紹介します。

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