企画の道具 – 思考の4P「立場軸」

前回の「目的軸」に続き、「立場軸」です。

「立場軸」という思考の切り口は、
文字通りいろいろな人の立場で考えることを意味します。

たとえば、自分や自分の部署にとって、
すばらしい結果をもたらす企画を考えたとします。
でも、他部署にとっては、不都合だったとします。

この企画を推進するには他部署の協力が欠かせない場合、
実現可能性は低くなってしまいます。

すでに予算が承認され、プロジェクトチームが組まれてから
このような壁にぶつかると、大きな手戻りが発生してしまいます。

このような事態を防ぐには、
アイデアレベルの段階から企画が及ぼす影響範囲を思い浮かべて、
利害関係者のメリット、デメリットを考えるといいと思います。

すべての利害関係者から同意を得るのは難しいですが、
できるだけみんなが幸せになる企画を考えるクセが身に付きます。

このクセがつくと、利害関係者との具体的な折衝に入る前に
自分の中で想定問答ができるところも良い点です。

「立場軸」の適用範囲は社内に限りません。

少し大きめに考えると、

  • お客さま
  • 競合他社
  • 取引先(債権者や代理店など)
  • 株主
  • 地球環境
など、があります。

たとえば、競合他社の商品よりスペックが勝っていても、
お客さまに振り向いてもらえなければ、売り上げには貢献できません。
たくさん売れても、地球環境に悪影響を及ぼすものは歓迎されません。

このように、いろいろな人や組織の立場で考えるのって、けっこう面白いですよ。

次回は「Phase 時間軸」について紹介します。

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