前回の「目的軸」に続き、「立場軸」です。
「立場軸」という思考の切り口は、
文字通りいろいろな人の立場で考えることを意味します。
たとえば、自分や自分の部署にとって、
すばらしい結果をもたらす企画を考えたとします。
でも、他部署にとっては、不都合だったとします。
この企画を推進するには他部署の協力が欠かせない場合、
実現可能性は低くなってしまいます。
すでに予算が承認され、プロジェクトチームが組まれてから
このような壁にぶつかると、大きな手戻りが発生してしまいます。
このような事態を防ぐには、
アイデアレベルの段階から企画が及ぼす影響範囲を思い浮かべて、
利害関係者のメリット、デメリットを考えるといいと思います。
すべての利害関係者から同意を得るのは難しいですが、
できるだけみんなが幸せになる企画を考えるクセが身に付きます。
このクセがつくと、利害関係者との具体的な折衝に入る前に
自分の中で想定問答ができるところも良い点です。
「立場軸」の適用範囲は社内に限りません。
少し大きめに考えると、
- お客さま
- 競合他社
- 取引先(債権者や代理店など)
- 株主
- 地球環境
たとえば、競合他社の商品よりスペックが勝っていても、
お客さまに振り向いてもらえなければ、売り上げには貢献できません。
たくさん売れても、地球環境に悪影響を及ぼすものは歓迎されません。
このように、いろいろな人や組織の立場で考えるのって、けっこう面白いですよ。
次回は「Phase 時間軸」について紹介します。